「年齢を言うのが恥ずかしくなってきました!」
「いえいえ、私たちは貴女を目標にその後ろを歩いているのです。全くそれはありませんよ」
この話の主はご近所のJさん、この1月に91歳になられました。
杖なしで颯爽と歩いて毎日のように買い物や、電車に乗ってちょっとそこまでと電車からの景色を楽しみにと出かけられています。
「一人で出かけるのです、それだと休みたい時に休めるし、自分のペースで動けるから」
「友達や周りの人たちがだんだん亡くなって寂しいですよ、先のことを考えると暗くなるから、1日1日を大切に考えて、1日が済んだら元気でよかったと考えるようにしています」
「毎日10時になったらピアノに向かいます。阿呆にならないように」
心臓に悪いからと頼んでも弾いてもらえませんが、午前中Jさんの家から聞こえてくるピアノの調べはうっとりするものなのです。
そのJさんと、浜屋敷で歌を一緒に歌っていた仲間と歌の先生が集まり、総勢6名が近所のレストランでランチをしました。
サプライズで「Jさん91歳おめでとう!」のケーキが出てきたら皆んな大喜びでした。
その後、Jさんの家に場所を移しました、この日のためにJさんの94歳になられるご主人が掃除機をかけたり、コートを吊るす場所を用意されたりしたと聞きました。家に入ったら暖房がすでに効いていて、日本の歌の音楽のCDまでかかっていました。
「主人が出かける前にして行ったんでしょう」とJさん。
おしゃべりの後で友人のピアノ演奏や、先生の歌も聞かせてもらって素敵な時間になりました。
後日、この日の写真を届けたら、私がいない時に、Jさんからお礼の電話がかかってきて、夫が出ました。
「楽しかったけれど疲れましたと言っておられたよ。あまり調子に乗って誘わないように」と夫に釘を刺されました。
「それにしても、この寒い日にJさんのご主人今日も出かけていると言われたのには驚いた!」と夫。自分も寒いので明日出かけるのを躊躇っていたのを考え直したようです。
Jさんより3歳年上のご主人が元気なのです。
94歳と91歳のご夫婦万歳!!
下の枠の中をクリックをしていただけると励みになります。
にほんブログ村 ランキングに参加中!Thank you for your click!。