毎日の生活の中で光ったことを書きとめます
by tuyatuyawatako
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ
最新のコメント
> ハリーさん ダブル..
by tuyatuyawatako at 20:45
おめでとうございます! ..
by ハリー at 23:01
> 長野のNさん そう..
by tuyatuyawatako at 11:14
えっ! 家族が増えるの..
by 長野のN at 23:20
> 長野のNさん あり..
by tuyatuyawatako at 21:11
痛かったねぇ。 大変だ..
by 長野のN at 12:32
> 南方さん コメント..
by tuyatuyawatako at 23:15
>ハリーさん ありがと..
by tuyatuyawatako at 23:06
朝晩冷えてきましたね ..
by ハリー at 20:52
one after an..
by 南方 at 16:09
メモ帳
最新のトラックバック
梅の写真とその気品にふさ..
from dezire_photo &..
2014年度最高の美術展
from dezire_photo &..
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ブログパーツ
外部リンク
最新の記事
underwear for ..
at 2017-10-12 22:36
Fresh vegetabl..
at 2017-10-12 00:01
泉大津のだんじり
at 2017-10-07 23:17
柏木みどりさんの彫刻
at 2017-10-06 22:39
The harvest m..
at 2017-10-04 22:42
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
2016年 01月 21日

「ぼんくら」「日暮らし」「おまえさん」 宮部みゆき

b0245877_0374636.jpg


宮部みゆきの時代小説が面白い。
去年暮れから読んでいたこのシリーズ、怪我のために、どこへも出かけられない日々に読み進めた。次はどうなる?先が知りたくて一気に読み終えてしまうと、もう続きがないのかと残念でもっとゆっくり読めばよかったと読んでいた時の充実感が懐かしい。

物語は同心(江戸幕府のもと警察の仕事をつかさどった下級の役人)井筒平四郎を中心に話が展開する。この馬面の人物が、怠け者を公言してはばからず、暇であるとごろごろしている。が事件が起きると面倒がりながらでも、周りの者を動かし、結果的に解決するのである。
個性豊かな脇役が固める、平四郎の甥弓之助、めっぽう頭の切れる美少年。長屋で総菜屋を営む人の好いおばさん、お徳。誠実な岡っ引きの政五郎。その養子の三太郎、話を聞くとすべて覚えてテープレコーダーのように再現することのできるおでこの広い少年。(宮部みゆきの小説には現代物も少年がよく登場する)

物語に魅力を感じるのは、登場人物と一緒にいるような気になって、その小説の世界に入り込めること。登場人物が好きだからよけいに入り浸っていたくなる。
宮部みゆきの筆力に何回脱帽したことか! いったいどこからこんな面白い話が書けるのかしら?
読書の醍醐味を十二分に味わえる本です。






下の枠の中をクリックをしていただけると励みになります。
にほんブログ村  ランキングに参加中!Thank you for your click!。
にほんブログ村 英語ブログ 英語の日記へ


にほんブログ村 ファッションブログ 手作り服へ


by tuyatuyawatako | 2016-01-21 23:37 | 本のこと | Trackback | Comments(0)
2015年 12月 03日

みをつくし料理帖

b0245877_15133217.jpg
この本の存在を知ったのは、美味しい料理を食べているとき。たまたま友人の一人が「女料理人の話が面白かったよ」と紹介してくれたのでした。
その時はまさかこの本が10巻まであるとは知らずに、図書館で次々に借りては読みして、終盤でようやく長い話であることがわかりました。

話は江戸時代末期、不忍池や寅さんシリーズにも近い神田が舞台、主人公は澪(みお)、幼い日に水害で両親を失い、大阪の料理屋で奉公し、今は江戸の「つる家」で腕をふるう若い女料理人。彼女を取り巻く人たちの人間模様が壮大なスケールにつながる。料理にかける情熱が人の気持ちを揺り動かし、困難を切り開いていく話を人情味豊かに、描いている。料理の名前ごとに話が分かれており、料理のレシピまで添えられているのは嬉しい。

実際にこれを読んでから、「とろとろ茶碗蒸し」を時にはうどんも入れて3回も家で作りました。「油揚げはね、面倒なようでも必ず油抜きして使った方が良いわ。そうでないと、調理しても味が沁みないし、仕上がりもしつこくなるから」と澪が見習いのふきに語っています。なんでもない料理のコツが随所にでてきます。 

ただつる家の店主、種市の美味しいものを口にした時の決まったセリフ
「お澪坊、こいつぁいけねえ、いけねぇよぅ。」
「何でだよぅ、俺ぁ、嬉しいのに泣けてきちまったよぅ。」
など登場人物の類型的なコテコテ感は気になりますが、話は終盤に行くにつれ、面白くなり、次どうなるの?と興味津々で読みだしたら止まらなくなりました。
好きな登場人物はつる家を手伝う老婆りう、話のすべてに含蓄があって、その重み、爽やかさがコテコテ感を少し和らげています。

b0245877_15562890.jpg

10冊すべて図書館で借りたのですが、番外編で料理の作り方が写真入りで出てる「みをつくし献立帖」だけ本屋さんで買いました。さすがに一度は食べてみたい玉子からつくる、輝くような値の張る「鼈甲珠べっこうだま」は載っていませんでした。




下の枠の中をクリックをしていただけると励みになります。
にほんブログ村  ランキングに参加中!Thank you for your click!。
にほんブログ村 英語ブログ 英語の日記へ


にほんブログ村 ファッションブログ 手作り服へ


by tuyatuyawatako | 2015-12-03 16:04 | 本のこと | Trackback | Comments(0)
2015年 05月 02日

ひみつの王国  評伝 石井桃子

b0245877_215846.jpg



石井桃子さんのことは、「幻の朱い実」を読んで以来ますます気になる方でした。
児童文学の翻訳家の彼女が創作の世界にも秀でた才能を示したのです。それも彼女が73歳のときに執筆をはじめ、87歳で完成させるという執念の魂のこもった作品でした。小説に出てくる石井桃子の分身であると思われる主人公、明子は結婚しますが、生涯独身だった石井桃子がよく夫婦の機微をリアルに捉えて書けるのは何故だろうとずっと疑問を抱いていたからです。
それが、この本の中で少し明かされます。

評伝など、自分の死後に書かれることを好まなかった石井桃子ですが、この本の作者である尾崎真理子さんからの1994年から取材、2002年の数日間に及ぶインタビュー(当時石井桃子95歳)に応じ、石井桃子の2008年の101歳での逝去をはさんで、著者は踏み込めなかった領域にも入り友人からの書簡や取材の協力による膨大な資料を起こしこの本を完成させたのです。
この作品が優れたノンフィクション文学に与えられる2015年の新田次郎文学賞をもらったのもうなづけます。
 
この本は昭和の文学史のよう、キラ星のような作家たちが次々に登場します。石井桃子の周りには後に日本文学を代表する彼女に影響を与えた、また彼女に影響を与えられた、たくさんの作家がいたのです。
太宰治は実は石井桃子に好感を抱いていた、井伏鱒二が彼女にそう言ったら、「私だったら死なせなかったのに」と答えた・・など興味深い話がたくさんあります。
私の好きな指輪物語の翻訳者、瀬田貞二さんとの親密な交流などもたくさんのページが割かれていて嬉しい発見でした。

言うまでもなく、彼女は子どもの本を教訓や道徳を教え込むのではなく、小さな読者たちに、もちろん大人にも大きな喜びを与えるために力を注いだ人でした。

我が家の本棚を見たら、かなり子どもの本を整理したのに、やはり石井桃子の本は残していました。
いつまでも古びず、もう一度めぐり合えることができる本の数々です。
b0245877_223374.jpg

娘婿にWinnie-the-Pooh のことを尋ねたら、好きな本で、小さい頃、親に読んでもらい、自分はTiger というあだ名だったそうです。何故だかわかりますか?
彼も物語のティガァー、小さなトラと同じで、いつもじっとしていなかったからみたい。

くまのプーさんに出てくる「トオリヌケ・キ」の表札があるコブタの家えを訪ねたり、久しぶりに「ゾゾがでた!たすけろい!ぞっぞろしいゾロだい!」と叫んで遊びたくなりました。
ただしディズニーの漫画のプーさんではありません、シェパードさんの挿絵がある岩波少年文庫です。

石井桃子がおしえてくれた「ひみつの王国」です。




↓クリックをしていただけると励みになります。
にほんブログ村  ランキングに参加中!Thank you for your click!。
にほんブログ村 英語ブログ 英語の日記へ


にほんブログ村 ファッションブログ 手作り服へ



by tuyatuyawatako | 2015-05-02 08:45 | 本のこと | Trackback | Comments(0)
2014年 11月 14日

漱石全集 別巻

b0245877_23153994.jpg
 朝、新聞を開いて一番楽しみに読んでいるのが、漱石の「三四郎」である。
朝日新聞が「こころ」に続いて1908年(明治41年)連載したのと同じ挿絵、構成で平日に載せている。
彼独特のリズムで心憎いほどのぴったりくる言葉にユーモアをプラスして読んでいる方の頭をスッキリさせてくれる。

 かつて「それから」の中で「真鍮を金に通用させようとする切ない工面より、真鍮を真鍮で通して、真鍮相当の侮蔑を我慢するほうが楽である。と今は考えている。」と言う代助の言葉に、ずいぶん励まされたことがあった。

新聞の三四郎の欄で、寺田寅彦の「漱石先生の追憶」が「漱石全集 別巻」に載っていることを知って早速読んでみた。
漱石と直接交渉のあった友人、同僚、門下生、親族など70人が、漱石の人となりを語ったもので、よく知っている作家も書いているので興味深く読んだ。
漱石は作品で評価されたいのに、周りの人たちから言行録を書かれて顔をしかめているかもしれないが、漱石好きの読者には漱石その人を深く知りえるチャンスであり、たまらなく面白い。
私が特に面白かったのは、篠本二郎「腕白時代の夏目君」、小学校の同級生が夏目君と二人でどんないたずらをしたかを語っている。
3人がけの椅子の両端がこの二人で真中に聡明で可愛い女の子が座っていた。二人は算術が下手だったが、この女の子は先生からの質問にもいつも挙手をして誤ることがなかった。
二人も景気づけに挙手をすることがあったが、当てられて赤恥をかいたことがあったらしい。
そのうちこの女の子をいじめてやろうと二人で相談して、両端からつめて、はさんで、押し付けたらしい。女の子が泣き出して、二人は毎日課外に1時間水の入った茶わんを持って立たされた挙句、席を変えられ部屋で薄暗い片隅に移されたとある。
これはまだ序の口でえっそんなことする??と呆れるほどのいたずらの数々が書かれている。
「子どもの悪戯をし尽くした、でも夏目君は嘘だけはついたことがなく、大嫌いだった」とある。
こんな子ども時代を経て漱石独特の小説を書く姿勢ができあがった気がして面白い。
漱石とのかかわりを書いた人たちもすでに鬼籍に入っている、寂しい現実である。




↓ クリックをしていただけると励みになります。
にほんブログ村  ランキングに参加中!Thank you for your click!。
にほんブログ村 英語ブログ 英語の日記へ


by tuyatuyawatako | 2014-11-14 19:56 | 本のこと | Trackback | Comments(0)