The Painter その画伯 |
My friend's father-in-law was a painter.
He passed away at the age of 102 last month.
I visited his gallery which he ran at a village near Yatsugatake in
Yamanashi Prefecture with my daughter ten and several years ago, but it is no longer open.
When he was 95 years old, I went to see his 20th exhibition in Osaka.
He left many pictures in his house.
My friend invited me to his studio to see his work.
There are paintings of scenery, foreign places, his hometown, girls,
Kannon(Japanese Goddess of Mercy ) and inspirations from Manyoshu
(old Japanese poems).
His use of light colors,especially red is very beautiful.
His pictures made us very calm and cheerful.
I was surprised to hear that he renewed his studio when he was more
than 80 years old.
He was independent and young at heart.
I knew why he lived such a long life.
If you want to see his paintings more, please click here.
■ 過去を表す副詞、before, ago の使い方
過去分詞の場合はbefore, 普通の過去はago を使う
たとえば I have been there 10 years before.
I went there 10 years ago.
■ no longer~ もはや~でない
友人の義父は画家でした、先月初め102歳で亡くなられました。
以前から画業のことは知っていました。
10数年前になりますが、八ヶ岳の近くに自分の美術館を持っておられたときに、旅のついでに娘と訪れ、そこでいい時間を過ごしました。残念ながら今はその美術館はありません。
また7年前、彼が95歳の時に大阪のギャラリーで第20回個展が開かれ見に行きました。
たくさんの絵が家に残されています。
今回初めてアトリエを訪れ、それらの絵画と対面したのはそれ以来のことでした。
風景画、桜、海外へ行ったときの絵画(イタリアのもの、アッシジのもいくつかありました)、故郷三重の風景、少女、観音、万葉集からの印象画、などなど・・・収納用に建て増しされた納戸にも所狭しとありました。
彼の使う明るい色、特に赤が冴えています。絵をみていると暖かな穏やかな雰囲気に包まれ、元気な気分になります。
80歳を越えてから、このアトリエを改築したと聞いた時には驚きました。
画集のどこかに「絵を描いてこれでいいと満足することがない。もっともっとと思うけれど、際限がないことはわかっている。でも続けずにはいられない。」という趣旨の言葉がありました。
私のような凡人から見たら「なんと素晴らしい絵!」で終わっても、極め人からは満足できない部分があるんですね、そこから突き抜けようという気持ちが、また新たな闘志、創造につながっていく・・・。
彼は100歳を過ぎても身の回りのことは自分でされた、上記のような若い気持ちもずっと持ち続けられた。
どうして元気に長生きされ充実した人生を送られたかわかる気がしました。
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