「奇縁まんだら」 彼岸もにぎやかに |
作家をはじめ各界の有名人が出てきます。すべて故人です。トップバッターの島崎藤村は遠くから見ていたときの事を書いていますがそれ以外のすべての人は寂聴が直接言葉を交わしています。そのときの様子やら印象やら、時には週刊誌で話題になりそうなスキャンダルの真相もあって(小説家ならではの四角関係??著名な評論家が愛妻家で昼電話をしたら夫人と二人でお風呂に入っていた話など!!)寂聴しか知らないことを読者に語ってくれます。その視点が暖かです。「瀬戸内さんを羨ましいと思うのは、ぼくが絶対逢えない歴史的 作家にほとんど逢っていることです」と平野啓一郎が語っていたとか・・。面白い話が果てしなく彼女の口から出てきて、興味津々で身を乗り出している自分を発見しました。読書に回す時間が昨今少なくなっていますが、確実にまた読みたいと思う本が増えました。彼女は今89歳、今までに係わった人の多さにも記憶力にも驚きます。それをこの4冊の本にまとめて読者と作家を結びつけ、結果として文学へ誘ってくれます。
先ほどメールをいただきましてありがとうございました。
昔わたくしも週刊ブックレビューに夢中だった時代がありました。なつかしい!!。 「機縁まんだら」をぜひよんでみたくなっております。
近くに図書館がありますので実行したいと思います。
私のブログは本当に更新が途絶えがちですがまたおいでになってみてくださいませ。 初めのころは勤勉でしたがだんだん内容も不足ががちになってきました。またうかがわせていただきますね。全体を拝見いたしましたらとてもかっきてきに思えまして素敵です。!!!
うれしいコメントありがとうございます。亜紀さんが結んでくれたご縁ですね。これからもよろしくお願いします。わたしもまた訪問させてもらいます。